
こんにちは!
くくたる(twitterはコチラ)です!
【薬剤師歴11年目】
●フリーランス薬剤師
●管理薬剤師歴:調剤3年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年
【その他資格】
●国際中医師
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
※国際中医師は医師免許ではありません。
薬剤師の服薬指導では「子どもの薬と何を混ぜると飲みやすくなるか」の情報を伝えることが多いと思いますが、子どもの気持ちに寄り添って飲んでもらうことも大切ですよね!
そこで今回は私の身近にいる元幼稚園の先生に、子どもが薬を飲んでくれないときの対策について教えていただきましたので共有したいと思います。(記事の許可はとりました)
冒頭に「薬剤師の服薬指導」と記載しましたが「どなたでも読みやすい内容」だと思います!
何かしら参考になると嬉しいです!!
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子どもの様子
全般的
●素直な子が多い
●約束は守ってくれる
●心のどこかで飲まなきゃいけないことは理解している
年少世代(3歳児)
●飲むのを嫌がる子が多い
年中~年長世代(4~5歳児)
●プライドが芽生え始め、頑張って飲もうとしてくれる子が多い
あくまでも幼稚園での経験則とのことでしたが、私にとっては目からうろこの情報でした!
こういう情報を理解しているだけで、子どもへの接し方が変わりますね!!
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子どもが薬を飲まない理由
●まずい、苦いなど味を嫌がる
大事な情報ですね!

どの薬が嫌なの?

このくすり!
というように、薬の内容はしっかり覚えているようです。
子どもが薬を飲まない時に試すこと
園内でできること
●好きな子・友達を連れてくる
最初に聞いたとき「なるほど!」と思ってしまいましたw
どちらかというと男の子が嫌がることが多いみたいですが、例えば好きな女の子を連れてきて

○○ちゃんが応援しているよ!
と伝えてみたり、
女の子に

○○くん(薬を飲ませたい子)ってかっこいいよね?
と目の前で聞いたりしたこともあるそうですw
何にせよ、好きな子や仲のいい友達の前では頑張って飲んでくれるようですね!
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家庭でもできること
●薬が複数ある時はどれから飲みたいか選んでもらう
これも「なるほど!」と思いました!
素直な子が多いので、

どの薬が嫌なの?

このくすり!

そしたら、どの薬から飲もうか?
というように聞いてあげると、一生懸命考えて飲んでくれることが多いそうです!
約束したことは子どもは守ろうとするので、子どもに飲む順番を決めてもらうとスムーズにいくかもしれませんね!
●優しく言う
とても大事ですね!

嫌だよね、苦いもんね。
と共感してあげたうえで

でも飲まないと○○(症状)が良くならないもんね!
ちょっとでも飲んでみようか?

飲んでくれたら嬉しいな!
というように接してあげると良いそうです!
子どもも嫌だと言いつつも、飲まなければいけないことは理解しているので、根気強く優しく接してあげることが大切です!
親から「何でそんなに優しくできるんですか? なかなか飲んでくれないから焦ってイライラしてしまいます」と相談されることもあったそうです。
●飲んだあとは、大げさに褒める

お薬しっかり飲めたね!
偉いね!!
と、しっかり褒めてあげることも大切です!!
番外編
●お医者さんごっこをしてみる
これは面白いなと思いましたw
お医者さんごっこをして

それではこの薬を飲んでください!
お大事に!
というようにお薬を渡すと自然と飲んでくれるみたいです! かわいいですねw
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薬剤師としてできること
●苦みなどで嫌な思いをさせないためにも飲みやすくなるものを紹介する
万能なものとしてはアイスクリームや練乳などが有名でしょうか!
乳幼児指導加算があるように、飲みやすくなるための工夫はしっかり伝えないとですね!!
●子どもの目を見て、子どもにも服薬指導を行う
意外と出来ていない方多いのではないでしょうか?
親への服薬指導はもちろんですが、薬を飲むのは子どもなのである程度元気そうな子どもにはコミュニケーションをとることが大切ですね!

お薬しっかり飲めるかな?
頑張って元気になろうね!
というような感じで、薬局でもお薬を飲む約束ができると良いのではないかと思います。
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最後に
というわけで、今回は「子どもが薬を飲まない時に試すこと」を元幼稚園の先生に教えてもらいましたので、それを許可を得た上で記事にしました!
ベテランの先生だったので、子どもとの接し方や考え方の勉強になりました!!
明日以降の服薬指導で活かせるよう、日々精進します!!
役立つ内容になっていたら嬉しいです!!
