こんにちは! くくたるです!!
今回は、昨日から話題に上がっているタンポポ茶について、私が勉強している範囲で紹介したいと思います。
実はタンポポは、メディカルハーブとしてはダンディライオン、漢方(生薬)としては蒲公英(ほこうえい)として使用されている植物です。
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メディカルハーブとしてのタンポポの基礎情報
メディカルハーブ名:ダンディライオン
学名:Taraxacum officinale(生薬の場合は種小名は他の物も使用される)
科名:キク科(キク科アレルギー注意)
使用部位:根部(生薬の場合は根または全草)
生薬としてのタンポポの基礎情報・薬効
生薬名:蒲公英(ほこうえい)
中医学の分類:清熱解毒
味:苦、甘
性:寒
帰経:肝、胃
薬効:健胃、利尿、解熱、解毒、消炎、催乳
タンポポの主要成分
イヌリン(多糖類)
タラキサステロール
タラキサシン(苦味質)
カフェ酸
ミネラル(カリウム、カルシウム)
作用と適用
作用:強肝、利胆、緩下、催乳
適用:肝胆系の不調、便秘、消化不良、リウマチ
安全性・相互作用について
安全性: クラス1(適切に使用すれば安全)。下記に抽出方法・服用方法を記載。
相互作用: クラスA(相互作用が予測されない・起こると考えられていない)
禁忌:胆道閉鎖、胆のう炎、腸閉塞
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メディカルハーブの抽出について
目安として3~4gに熱湯150mLで抽出。約10分間。 1日3回まで。
考察
考察できる点としては、生薬としての帰経(肝、胃)と薬効の1部( 解熱、解毒、消炎)あたりでしょうか。
熱を冷ましたり、炎症を鎮める作用が期待できるとは思いますが、メインは肝・胃であり肺ではないため、 コロナウイルスに効くというのは過剰な表現かなと思います…。
また、私の知識が足りないだけで本当は効く可能性があったとして、それでも医薬品として適応が認められない限りはやはり効くとは言い切ってはいけないため、その点でも過剰な表現かなと思います。
最後に
以上がタンポポのメディカルハーブ・生薬としての情報・考察です。
面白いのは、メディカルハーブとしても生薬としても共通して、肝臓に対しての強化作用と催乳作用を期待して用いられること。
西洋と東洋で若干の違いはあれど、共通している効能があるのは昔の人たちはすごいなと思います。歴史として西洋⇔東洋に伝わっていったのか、それぞれで発展したけど効能が共通したのかは不明ですが…。
何にせよ、今回の話題のおかげでタンポポについて勉強するいいきっかけになったので個人的には満足です。健康被害が出たわけでもないと思いますしね!
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ではでは!
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