こんにちは!
くくたる(twitterはコチラ)です!
【薬剤師歴11年目】
●フリーランス薬剤師
●管理薬剤師歴:調剤3年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年
【漢方薬・ハーブの資格】
●国際中医師
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
※国際中医師は医師免許ではありません。
今回の記事はタイトルの通りで、漢方薬を食前や食間に飲む理由について紹介したいと思います。
理由を語るだけですので、かなり短い内容になります。
そもそも食前・食間とは?
食前はなんとなくわかると思いますが、食間という字がわかりにくいと思うので紹介します。
食前:食事の20~30分前
食間:食後2時間
食間は「食事の間ではない」所がポイントですね! 「朝食と昼食の間」「昼食と夕食の間」「夕食と次の日の朝食の間」というように、食事と食事の間の意味です! 空腹時の服用という意味なので、お菓子などの間食をした場合にはそれも食後になってしまいますから注意ですね!
漢方薬を食前・食間に飲む理由とは?
①麻黄(マオウ)と附子(ブシ)などの作用を緩和するため!
麻黄や附子などのアルカロイドの作用が強すぎると、身体にとって負担になってしまいます。食前・食間に服用することで胃酸とアルカロイドが反応して緩和できるわけですね。
ちなみに「など」と記載したのは、私の現時点の知識では麻黄と附子しかわからないためですね…。
②腸内細菌の変化により漢方薬の吸収に影響が出るため!
漢方薬の成分は「配糖体(はいとうたい)」と言って【漢方薬の成分+糖】がくっついた形をしているものがあります。
腸内細菌により【糖】を切り取り、【漢方薬の成分】のみになることで吸収が良くなることが知られております。
日々の食事はもちろんですし、食後も腸内環境が変化するため漢方薬の吸収に影響が出る可能性があるため食前や食間となっております。
漢方薬を食前・食間に飲み忘れた場合は?
ここまで食前・食間についての理由を記載しましたが、それでも飲み忘れてしまうことはあると思います!
万が一飲み忘れてしまった場合は、食後や気づいたタイミングで服用していただいて問題ないと私は考えております!
※飲まないよりは飲んだ方がいいという考えですね!
ただしこれは私が担当する方にはそのように伝えますが、処方薬であれば主治医や普段通う薬局の薬剤師に相談していただくようお願いします。
最後に
というわけで、今回は漢方薬の食前・食間に服用する理由についてでした!
少しでも飲み忘れをなくせるよう、食前や食間のイメージが定着すると嬉しいです!
※処方せんの場合は、あえて食後のこともたまにありますが。
漢方薬の紹介や、漢方薬の比較記事も書いておりますので下記にリンクを貼ります!
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